今回は初心者向けの記事となっております。
タイトルの通りですね。
育成論と言うには大げさですが、育成方針の決め方というか、各キャラの役割を意識して育成するキャラを決めるって感じです。
全てのコンテンツでのキャラ育成論は、頭がパンクするのでアリーナのみの育成論ですw
プレイしていれば自然と身につく事柄ですから、初心者プレイヤー以外の方には退屈となるかもです。
3つの役割
基本中の基本で恐縮ですが、ブラウンダストのキャラは大きく分けて3つの役割が存在します。
- アタッカー – 敵を確実に倒すのが仕事
- タンク – 味方を長い間、守るのが仕事
- バッファー – 主にアタッカーのサポートが仕事
- (デバッファー – 敵の妨害が仕事)
ブラダスはこの役割によってキャラタイプがある程度大別されていますね。
攻撃型・魔法型はアタッカー、防御型はタンク、支援型はバッファー。
デバッファーは無くても構いません。優秀なタンクにはデバフカウンターが搭載されている場合が多く、枠1つを潰してまでデバフ特化したキャラを育成・編成する必要性はあまり感じません。
これらの役割が熟せないキャラは、そもそも育成対象からは除外されます。
例えば、ダメージが出せなかったり、耐久力が微妙で数ターンしか保たなかったり。
1キャラにつき1つの役割を担うのが普通なのですが、この枠を超えて『耐久力のあるアタッカー』や『支援(サポート)のできるタンク』という2つ以上の役割を熟せるキャラも存在します。
お分かりの通り、レヴィアのように2つ以上の仕事が出来るキャラはめちゃくちゃ有用です。
編成人数は9人がMAXですから、その制限の中でどれだけ役割を圧縮するかが、強いパーティを作る際の基本方針です。
人気傭兵の上位はほとんどそういったキャラが占めているので、キャラ育成に迷ったら参考にすると良いでしょう。
ただ所持しているキャラ…特に伝説キャラによって、相性の良し悪しは存在しますから、人気キャラに囚われるのではなく、自分のパーティに必要だと思うキャラを”自分で”見つけるのが強くなる近道かなと思います。
役割の中の役割
役割の大別が終わったところで、その役割をさらに細分化していきます。
2つの役割が熟せるキャラは有用だと述べましたが、この”細分化された役割”を2つ以上熟せるキャラも有用です。
むしろ行う仕事がハッキリとしてスキルにも無駄が少なくなるので、キャラが少ないプレイヤーにとって育成優先度は高めですね。
最初に細分化された各役割を持つキャラの育成順を記載します。あくまで個人的な見解となりますので、参考程度に留めてください。
- ①範囲攻撃アタッカー
- ②無敵タンク
- ③確殺アタッカー
- ④攻撃バッファー
- ⑤挑発タンク
- (連撃アタッカー)
アタッカー、タンク、バッファーと順番に掘り下げていきます。
あとは役割の説明をするだけですが、メチャクチャ長くなってしまったので読み飛ばしていただいて構いません。
ほんと基本的なことしか言ってません。
アタッカー
アタッカーで有用な攻撃方法は、
- 範囲攻撃
- 連撃攻撃
- 高ダメージ攻撃
- 防御力無視攻撃
- 被ダメ軽減無視攻撃
- 固定ダメージ攻撃
を持つキャラに細分化されます。下4つは確殺アタッカーに分類されますね。
これらを複合して行えるキャラが強い、ということになります。この中にはありませんが、いずれは持続ダメージ攻撃が強くなることがあるかも!?
では、それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
範囲攻撃

文字通り、攻撃範囲が2マス以上の広い範囲を攻撃できるキャラが当てはまります。
アタッカーというのは、1パーティにつき3~5名ほど編成しますが、単体攻撃のみだと上手く試合を運んでも精々3人くらいしかKOできません。
お互いが単体攻撃アタッカーオンリーなら状況はイーブンですが、範囲攻撃アタッカーを編成されていたら、その分だけ敵が有利になります。
それでは負けに行くようなものなので、範囲攻撃アタッカーの育成優先度は非常に高いです。
範囲攻撃持ちの仕事は、一撃で多くの敵をKOすることにあります。
一概には言えませんが、敵の総数が少なくなれば、それだけ味方は有利になります。
特にアリーナでは、攻撃側である自分が先攻ですから、開幕から敵の数を減らす動きは強力です。
もちろん、最低でも高ダメージを出せるキャラでないと、広範囲攻撃でも意味がありません。『広範囲攻撃=強い』では『9マス攻撃のヨセフ=強い』になってしまいますから。
具体的なキャラを挙げていきましょう。
- アナスタシア – スルー5マス攻撃
- ハンヤ – 最後3マス攻撃
- エディン – 最前2マス攻撃
- シグムンド – スルー2マス攻撃
- フォクシー – スルー2マス攻撃
- ヒジン – スルー9マス攻撃
これらのキャラは全て、範囲攻撃+高ダメージが出せるキャラです。
ヒジンのような魔法キャラに関してですが、魔法キャラは2R1攻撃という特性上、広範囲攻撃+高ダメージを出せるキャラが多いですが、2つの役割だけでは編成する価値は薄いです。
後述しますが、使用率の高いレヴィア、ベルフェロンは3つ以上の役割を熟せるので、それくらいになってようやく使う価値が出てきます。
連撃攻撃

連撃攻撃は特定の1キャラ…ルシウスのデスガードを剥がす、ということのみに編成する役割です。
ルシウスは最低でも4回は攻撃しないと倒せないOPキャラな上、アリーナの使用率は首位独走ですから、連撃キャラのいずれかは編成しないと対ルシウス戦ではほぼ負けると思っていいでしょう。
敢えて育成順のところで順番を記載しませんでしたが、アリーナで上位を目指したいなら、必ずどこかで育成をしなければなりません。
- ウィルヘルミナ – 防御力無視攻撃付き
- フォクシー – 範囲攻撃付き
- ニア – 持続ダメ付き
- キャサリン – 持続ダメ付き
これらのキャラのうちどれかは必須になります。
連撃持ちは他にも沢山居ますが、2連撃だったり、死にスキルを所持していたり、バフ免疫を持っていたり、と上記の2名以外は使いにくいキャラばかりなので、連撃持ちはこれらのキャラを育成しましょう。
どの連撃キャラも耐久力が低いためカウンターには弱いです。確実に連撃を行いルシウスのデスガードを剥がすのみを役割とするなら、比較的耐久力が高いBDMを使うのもアリです。
高ダメージ攻撃
高ダメージ攻撃はアタッカーを編成する際の最低条件になります。
これさえ満たせないキャラは産廃も同然です。フリージアを見れば一目瞭然ですよね。
有用な星5キャラでもスキルレベルが低いうちはダメージが出せない場合も多いので、星4キャラで代用することも視野に入れておきましょう。

防御力無視攻撃

敵の防御力を無視する攻撃を行うアタッカーです。
無敵キャラの多くは防御力100%の状態がほとんどで、通常攻撃では一切ダメージを与えられません。
ただし後述する固定ダメージのほうが、汎用性は高いです。
被ダメ軽減無視攻撃

被ダメ軽減はMAX-70%軽減なので、通常攻撃でも一応ダメージは通ります。
この攻撃が輝くのは、無敵タンク以外のタンクを相手にした時です。
特に挑発タンクは防御力を100%にできるキャラが少なく、被ダメ軽減スキルしか持ち合わせていない場合が多いので刺さりやすいです。
防御力無視攻撃と同じく、固定ダメージよりは劣りますが、タンク相手には滅法強いですね。
固定ダメージ攻撃

防御力や被ダメ軽減はおろか”カスり”まで無視する攻撃を行うため、確殺アタッカーの中で最も確実な攻撃方法です。
所持しているキャラが極端に少ない上、たとえ固定ダメージ攻撃を行っても、肝心のダメージが出せないと倒し切れないので、そのキャラの中でも実践レベルで活躍できるキャラはさらに絞られます。
挙げられるのは、
- アレック
- セト
- ベルフェロン
- レヴィア
- キュウビ
くらいですね。
現状ではレヴィアとベルフェロン(助力者が実装されればキュウビも)は複数の役割を熟せるので使用率も激高です。
ちょっとレヴィアとベルフェロンを個別で見てみます。
レヴィアは、
- 範囲攻撃
- 固定ダメージ攻撃(ルシウス以外確殺)
- 防御力100%の無敵(条件付き)
- 呪いカウンターのデバフ
と、単体でここまでの役割を持っています。OPという言葉が相応しいですね。
ベルフェロンは、
- 範囲攻撃
- 固定ダメージ攻撃(条件付きで高ダメ)
- エナガの高耐久・回復
と、交換産の伝説キャラとしてはレヴィアに迫る最高峰の性能です。
レヴィアを持っていないプレイヤーは必ず入手すべきキャラですね。
アタッカーの大まかな役割は以上です。
ジンのようなダメージカウンターを持つアタッカーを記載してませんが、正直無くても困りません。
狙ったキャラを確実に倒せるなら別ですが、結局は1:1のトレードで済む場合がほとんどですし、配置をしっかりと考える必要も出てくるので、初心者プレイヤーよりも熟練プレイヤー向けのキャラですね。
アタッカーに限った話ではありませんが、これに加えて敵のデバフを無力化する各種免疫を持っていると更に有用ですね。
タンク
タンクは、
- 高耐久タンク
- カウンタータンク
- 無敵タンク
- 挑発タンク
- ルシウス・セシリア
に細分化されます。
ほとんどのタンクキャラは、上記の何かしらの役割を複数持っている場合が多いですね。
高耐久タンク

アタッカーの高ダメージ攻撃が必須なのと同じように、タンクという役割を担うなら高耐久は必須条件です。
それプラス、何らかの付加価値がないと産廃ですね。
防御型キャラなら大抵は耐久寄りのスキルを所持していますが、イミルやラフィーナのようなキャラはアタッカー寄りのスキルを持っています。
『防御型=高耐久』と思考停止せずに、スキルをよく確認し、そのキャラに最適な役割を模索しましょう。
カウンタータンク

主にダメージ・デバフカウンターを持っているタンクですね。
タンクは耐久力が高いので、カウンターとの相性は非常に良いです。
挑発も持っていれば敵の攻撃を集めることも可能ですから、相性はさらにバッチリです。というより、挑発とセットでないとカウンターキャラは輝きません。
カウンターという特性上、受け身が主体になりますから、流行り廃りが激しいのがネックですね。
現在の日本版での環境は、ウィルヘルミナやフォクシーの採用率がとても高いので、ダメ反射を持っているアロンの使用率が高めです。
こんな具合にカウンターキャラの流行は、アタッカーキャラに左右される場合が多いので、カウンターメインの編成だと対応力や柔軟性に欠けてしまいます。
高耐久のついでにカウンターもあれば良い、という程度ですね。
無敵タンク

固定ダメージや防御力無視攻撃には弱いですが、それ以外に対しては文字通り、敵の攻撃を一切受けない無敵のキャラです。
ターン数による制約はありますが、強いのは言うまでもありません。
無敵タンクが1体でも居れば配置したラインを死守でき、その間は味方の攻撃を押し付けることが可能になるので、無敵タンクの育成優先度は非常に高いです。
気をつけるのは配置だけですね。
ここでは育成論の話がメインなので詳しくは解説しませんが、例えば防御力重視の無敵タンクなのに、防御力無視攻撃を行うウィルヘルミナの攻撃対象である最前に配置するとか。
とにかく、無敵タンクは後述するルシウス含め、最低でも1体は育成しておきたいですね。
ルシウス以外の無敵キャラは、
- アンジェリカ – 防御力重視
- キュウビ – 防御力重視
- アルカン – 防御力重視
- ルディア – 敏捷力重視
- リリアン – 防御力重視
ルディアは防御力無視攻撃も効きませんが、育成難易度が最強クラスなのでコスパ最悪です。
無論、リセマラでルシウスを入手するのが最もコスパに優れます。
一応これらのキャラ以外にも、カウンターやらの条件を満たせば防御力100%の無敵になるキャラも存在しますが、開幕から無敵というワケではないので除外してます。
挑発タンク
敵の攻撃対象を自身に集めるキャラですね。
味方アタッカー達への攻撃を防ぐことが出来ますから重要な役割です。
無敵タンクの用意が難しかったら挑発持ちを多く編成しても良いですね。
挑発持ちかつ高耐久キャラで、実践レベルで有用なのは、
- グランヒルト
- カオリ
- バンシナ(新キャラ)
- レクリス
くらいでしょうか。
ただ、どう足掻いてもレヴィアでワンパンにされますから、必ずしも高耐久である必要はありません。
言ってしまえば敵の攻撃を”いなす”役目ですね。一時的に攻撃を反らすことが出来れば、それでお役御免です。
ですから耐久重視の挑発キャラより、バフができる月夜のほうがより使われています。月夜は相手に行動権を渡さずに挑発が発動するというメリットもあります。
話が逸れましたが、挑発自体は有用なのでパーティに1,2体は編成しておきたいですね。
ルシウス・セシリア
どちらも唯一無二の存在なので、個別の役割とみなしました。

ルシウスは回数制の無敵持ちです。
デスガード中はダメージ量・攻撃方法を問わず、一定回数の攻撃を受けるまでは完全無敵です。どれだけ有用かは想像するまでもありませんね。
ルシウスが居るだけで、そのラインは封鎖されたも同然です。
他のタンクを持っていなくても、縦ラインの3択ジャンケンを強要できますから、ルシウス所持のアドバンテージは計り知れません。

セシリアは範囲攻撃を吸収するキャラです。
今でこそ使い捨て感の強いキャラですが、助力者が実装されれば超高耐久となるため、範囲攻撃アタッカーに怯える必要がなくなり、配置の自由度が大幅に上がります。
キャラを自由に配置できれば、それだけ戦略の幅も広がりますから、上位プレイヤーを目指すのなら育成しておきたいキャラですね。
タンクの役割は以上です。
ルシウスを持っているなら、他のタンクの育成優先度は低くなります。
最近のブラダスは「やられる前にやれ」的なゲーム設計になっているので、耐久キャラを主軸にした育成をするのは効率が悪いです。
サブタンクとして扱えるキャラが増えているのも向かい風ですね。
バッファー
バッファーの役割は、
- 攻撃バッファー
- 耐久バッファー
- バッファー兼サブタンク
に分かれます。
耐久バッファーは落ち目なので割愛します。試合時間も長引くし特に育成するメリットもありません。
攻撃バッファー

説明するまでもありませんよね。
味方キャラに、ダメージに関係するステータス「攻撃力」「クリ率」「クリダメ」を上昇させるのが仕事です。
攻撃バッファーならどのキャラを育成しても腐ることはありませんが、バフ倍率、味方キャラのステータス・ルーン・スキルなどを活かせるようなキャラでないと、最大限の効果は得られません。
例えば、クリ率100%を大幅に超えるようなバフをしたり、クリティカルに特化したキャラなのに攻撃力バフを掛けてしまったり。
バッファーの育成は使用するアタッカーを決めてから行うのが無難です。序盤の支援ならアリネス、弦月で十分ですからね。
将来を見据えるなら、
こういった、無効化カウンターで解除されないバフを持つバッファーを育成するのが効率的ですね。
バフ解除されないバフを持つキャラは、
- レピテア(無効化は解除される)
- ステラ
- ベナカ
- ミカエラ
のみです。
上位プレイヤーほど無効化カウンターを持つレヴィア、マモニル、15凸セシリアを所持している可能性が高くなりますから、上を目指すならこれらのバッファーは必須ですね。
バッファー兼サブタンク

言葉通りですが、『バフも出来て耐久力もある』というキャラが対象です。
- レピテア
- 月夜
- ベロニア
ベロニアは圧倒的なバフ倍率を誇りますが、如何せん味方1体分しか支援できません。
有能なのは間違いありませんが、今となってはアリーナでの耐久力は低いので率先してまで育成する必要はないですね。
レピテアは自身のバリア付与と高敏捷力のカスりでステータス以上の耐久力を持ちます。グランヒルトとセット効果を発動する機会も多いですし、バッファーでは最高峰の耐久力ですね。
バッファーの役割は以上です。
1番シンプルな役割ですから、特に語ることもありませんでしたね。
編成人数
大まかにですが、
- アタッカー – 3~5名
- タンク – 1~3名
- バッファー – 1~3名
の中で、9名に調整するのが基本ですかね。
これは人によって所持しているキャラやプレイスタイル、ランク帯での流行で変わってきますから、自分で調整するのが最善です。
今回は触れてませんが、配置からキャラ選別・人数をアプローチするのもアリです。
おわりに
他愛もない内容を、最後までご覧いただきありがとうございます。
なんて言うか、自分の考えを言語化するのって難しいですね。
あるキャラをアリーナで見かけたら、瞬時に「この行動しなきゃ勝てないな~」とか思い浮かぶんですが、それを筋道立てて始めから話せ、と言われてもドモってしまいますw
強いキャラの対策→そのキャラの対策→そのキャラの対策、みたいな感じで対策を追っていけば、自然と育成するキャラも決まってくると思いますね。